2026/01/06 12:08

【はじめに:働き方改革の旗振りが、最も「不健康」という矛盾】

「働き方改革」や「ワークライフバランス」の重要性が叫ばれる昨今、その旗振り役であるはずの人事・教育担当者が、皮肉なことに最も残業に追われているという実態があります。

特に研修シーズンともなれば、通常業務の合間を縫って、何十枚もの研修スライドを作成し、深夜までPC画面と向き合う姿は珍しくありません。しかし、ここで一度立ち止まって考えてみてください。その「人事の必死な残業」が生み出した資料は、本当に会社の期待に応える成果を出せているでしょうか?

人事が資料作成に忙殺され、疲弊することは、単に担当者の体力を削るだけでなく、実は「会社のリテラシー向上を阻害する」という大きな損失を招いている可能性があるのです。今回は、研修内製化に潜む「時間の罠」と、教育の質を劇的に変えるための戦略的効率化について深掘りしていきます。


【第1章:なぜ「人事が忙しい」と社員が育たないのか】

1. 講師のエネルギー不足は受講生に伝染する

研修の成否は、資料の完成度以上に「講師の熱量」に左右されます。深夜までスライド作成に追われ、寝不足の状態で登壇する講師。その言葉に、受講生を動かす力は宿るでしょうか?「作る」ことに全力を使い果たし、「伝える」ためのエネルギーが残っていない状態では、受講生のモチベーションを引き出すことはできません。

2. 「最新」に追いつけないアップデートの限界

DX、コンプライアンス、リスキリング……。現代のビジネスリテラシーは、驚くべきスピードで更新されています。これらを自力でリサーチし、受講生を飽きさせない20〜30枚のスライドにまとめ上げるには、合計20〜30時間もの工数がかかります。自作に固執することで、結果として「鮮度の低い情報」を社員に提供してしまうリスクを抱えているのです。

3. 「作業」に追われ、「戦略」を失う

人事本来の使命は、組織の課題を解決するための「教育設計」を行うことです。しかし、スライドの微調整といった「作業」に時間を奪われることで、本来時間をかけるべき「受講生へのフォロー」や「行動変容の仕組みづくり」といった戦略的業務がおざなりになってしまいます。


【第2章:数字で見る、研修資料作成の「真のコスト」】

多くの企業が研修を内製化する最大の理由は「コスト削減」ですが、そこには目に見えない「隠れたコスト」が存在します。

1.「1時間の研修」に潜む20時間の残業代

受講生の集中力を維持する1時間の研修には、20枚から30枚のスライドが必要です。1枚を仕上げるのに30分〜1時間かかると計算すると、たった1時間の講義のために、担当者は約20〜30時間の工数を支払っています。 これに担当者の時給を掛け合わせ、さらにその時間に行うはずだった「他の生産的な業務」の機会損失を含めれば、資料を自作することは、決して「安上がり」な選択ではありません。

2.「自作=タダ」という思い込みの弊害

「自分たちで頑張れば、外注費は浮く」という考えは一見正しく見えますが、その結果として資料の質がプロに及ばず、受講生の理解が深まらなければ、その研修に費やした社員全員の人件費こそが、最大のロスになってしまいます。


【第3章:令和の教育担当者に求められる「タイパ」の思考法】

今、教育現場に求められているのは、単なる「時短」ではなく、投資した時間に対する効果を最大化する「タイパ(タイムパフォーマンス)」の追求です。

1.「ゼロから作る」執着を捨てる

プロが作成した構成・デザインを「ベース」として活用することは、手抜きではありません。高品質なリソースを賢く取捨選択することこそが「知的な働き方」です。

2.カスタマイズにこそ知見を注ぐ

ベースとなる8割を調達し、自社独自の事例(2割)を作り込む。このハイブリッドな手法が、最も効率的かつ効果的です。

3.リハーサルへの投資

スライド作成にかかっていた20時間を、登壇のリハーサルやフィードバックに充ててください。講師が余裕を持って受講生と対話することで、組織のリテラシーは確実に向上します。


【第4章:一つの有力な選択肢としての『まなびスライド』】

こうした「人事の工数問題」と「教育の質」を同時に解決するための具体的な手段として、近年注目されているのが、プロの研修資料をそのまま導入できるサービスです。

例えば、弊社が展開する『まなびスライド』は、まさにこの「人事が抱える矛盾」を解消するために設計されています。

1.プロの知見を、そのまま自社の資産に

『まなびスライド』は、プロ講師が1枚あたり1時間以上の歳月をかけて練り上げた、20〜30枚規模の「完パケ(完全パッケージ)」資料を提供しています。特筆すべきは、これが「編集可能なPowerPoint形式」であるという点です。

2.価値ある効率化の形

これを利用することは、単に人事が楽をするためではありません。

◎プロが設計した「伝わる構成」を即座に導入できる

◎最新トレンドに基づいた洗練されたデザインが手に入る

◎資料作成にかかる数十時間を、一瞬でゼロにできる

高品質なベース(80点)を使い、そこに自社ならではのメッセージ(20点)を載せて120点にする。このスマートな選択が、会社全体のリテラシー向上を最速で実現します。


【おわりに:人事が変われば、組織の学びは加速する】

研修担当者の仕事は、スライドを作ることではなく、社員の「変化」をプロデュースすることです。もし資料作成の残業に追われ、本来の目的を見失いそうなら、一度立ち止まってみてください。

「もう作らない。賢く買う。」

この視点の転換は、あなたの働き方を健やかにするだけでなく、組織全体に「プロ品質の学び」を浸透させる大きな一歩となります。人事が戦略的に教育をデザインし始めたとき、会社の成長スピードは劇的に加速します。


★詳細はこちら: まなびスライド サービス詳細ページ