2026/01/06 12:08

研修資料は、作るより選ぶ

働き方改革を進める立場の人事が、夜遅くまでスライドの図形を整えている。そんな光景は珍しくありません。研修の時期になると、通常業務の合間に何十枚ものスライドをゼロからつくる。でも、そうして仕上げた資料は、受講する社員に本当に届いているでしょうか。

人事が資料づくりに追われるのは、残業が増えるという話だけではありません。組織の学びを止めている原因になっているかもしれません。

 

人事が疲れていると、研修は届かない

研修の成否は、スライドの見た目よりも、前に立つ人の伝える力で決まります。資料づくりで力を使い果たし、寝不足のまま登壇すれば、言葉に力は宿りません。どれほど内容がよくても、情報を読み上げるだけの時間になってしまいます。

もう一つは、情報の鮮度です。DXやコンプライアンスのように動きの速いテーマを、担当者がゼロから調べて構成を組むには時間がかかります。その間にも情報は古くなっていきます。自作にこだわることで、かえって社員に古い内容を届けてしまうこともあります。

 

自作なら無料、は本当か

内製にこだわる理由の多くは、費用を抑えたいということでしょう。ただ、1時間の研修資料を仕上げるには、その何倍もの準備時間がかかります。その時間でできたはずの仕事を考えると、自作は決して安い選択ではありません。

資料は手段であって、目的ではありません。スライドの細かな調整に時間をかけるより、研修のあと社員の行動をどう変えるか、その仕組みを考えるほうが大切です。

 

教育担当に必要なのは、つくる力より選ぶ判断

ゼロからつくることに、こだわりすぎない。プロが組み立てた構成やデザインを土台にするのは、手抜きではありません。限られた時間で質を上げるための、現実的な判断です。

土台はできあがった資料に任せ、自社の事例や現場の声を加えることに時間を使う。資料づくりから離れた時間は、リハーサルや受講者との対話に回せます。教える側に余裕があってこそ、研修は社員に届きます。

 

まなびスライドで、つくる仕事から届ける仕事へ

まなびスライドは、研修の講師が構成からデザインまで組み立てたスライドを、PowerPoint形式で購入できるサービスです。話の流れが筋道立てて組まれているので、そのまま使うことも、自社向けに手を加えることもできます。

研修担当の本来の役割は、社員が変わるきっかけをつくることです。資料はつくらずに選ぶ。その一歩が、担当者自身の働き方を楽にし、社内の学びを前に進めるはずです。